或る人の記憶

生きづらさを抱えた人間が日々感じたこととか買ってよかった物とか作ったごはんとか色々書いてくブログです。

ほどほどの関係で

距離が近すぎると疲れてしまう。

 

付き合いが長くなるほどお互いの嫌な部分も見えるし、相手との境界線が薄くなってお互い過干渉になることもある。

 

言いたいことが言えない性格だったから、我慢して相手に合わせて不満を溜め込んで、ある時爆発して関係が壊れることもあった。

 

常に気を遣ってきたから、疲れて気を遣えなくなった時に相手から失望されることもあった。

 

昔からの友人よりも、大人になってからできた友人の方が気楽なのは、お互い遠慮しあえるからだろう。

ほどほどに気を遣いつつ、嫌なことは溜め込まずに言うのが健全な関係だと大人になってから学んだ。

子ども時代に健全な人間関係を築けなかった負の遺産は大きい。

 

いくら付き合いが長くても他人、血のつながりがある家族であっても、自分以外は他人だと忘れないようにしたい。

 

だけど自分は、相手が少し気を遣う余裕がなかったとしても、赦せる人間でありたい。

 

付き合いが長くなるというのは、相手の少し嫌な部分、人間的な部分も含めて受け入れるということだから。

 

昔は白黒思考があったから、相手に少し嫌な部分があったら失望したり、自分の思い通りにさせたくなっていたけど、自分の人生じゃないし…と思うようになっていった。

 

どうしても気になることは言うけど、変わらなければあえて自分から関わらないというだけ。他人の人生だしって思って気にしない。

グレー思考が少しずつできるようになって気が楽になった。

 

昔は白黒つけなければ気が済まない、グレーなんて自分の気が晴れないと思っていたけど、人間関係のあり方なんて、些細なことに完璧さを求めなくてもいいと思うようになった。

面倒くさいもんね。

 

それぞれ仕事や趣味や家のことで余裕ない時もあって、100%気を遣えない時もある。

 

だから自分も気を遣いすぎなくていいし、相手が気を遣えなくても気にしない、そういうほどほどな関係が理想的だなと思うのです。

 

まとまりのない文章ですが、最後まで読んでいただきありがとうございました。