或る人の記憶

生きづらさを抱えた人間が日々感じたこととか買ってよかった物とか作ったごはんとか色々書いてくブログです。

勢いと勇気は違うと思った躁鬱患者のひとり言

私は躁うつ病だ。

正しくは持続性気分障害だが、軽躁状態があるのは同じなので躁鬱と言っている。

双極性障害ほど波は大きくないが、頻繁に気分が入れ替わってその日のうちに躁鬱入れ替わったりもする。

 

躁状態の症状として、多弁になる、急に飲み会などを主催する、疎遠の人と連絡を取りたくなる、色んな人に時間をかまわず電話をしたくなるなど、とにかく外交的になることが挙げられる。

 

私はHSPっぽくもあって空気を読んでしまうので、以前勤めてた会社で社内の雰囲気を改善したくて女子会を主催したこともあった。

これは躁鬱に限らず、空気を読む能力に長けていて責任感が強い人ならやることかもしれないけど。

 

また、人と仲良くなりたくても、愛着障害故に人に嫌われるのが怖くて行動を起こせない傾向にある。

だけど同級生と久しぶりに会ったらハイテンションになって、同級生に友達紹介とか合コンとかしたいなとか思ってる自分がいた。

内向的な自分には考えられない思考だったので躁鬱に気づくきっかけになった。

 

躁鬱だと分かっているので、人と距離を縮めたいと思った時は自分でも警戒している。

それが軽躁状態によるもので、思い通りにいかずに後悔して鬱になるのは目に見えているからだ。

 

だけど、少し考えを改めるきっかけがあった。

1ヶ月近く前に昔のツイッターのフォロワーをフォローしたが、フォローバックしてもらえなくて落ち込んだことがあった。

オフ会をしたこともあった人だった。

気づいてもらえるようにbioに昔のHNも書いたのにフォローしてもらえなかったので、関わりたくないのかもしれないと思った。

落ち込みすぎてサブブログに記事を書いて気持ちを整理したら、もうこのまま返ってこなくてもいいやと思えて、しばらくそのままフォローした状態でいた。

すると、何日も経ってフォローバックしてもらえた。

 

思うに、様子を見ていたのだと思う。

私が昔やってたゲームの絵を描いてたので、たまたま目に入って気づいてくれたのかもしれない。

 

私は周りの人に恵まれていると思う。

疎遠になったりアカ消しして、何年も経って考えが変わって連絡を取ったりフォローしても迎え入れてくれる友人がいる。

 

私の友人は、私もそうだが受け身な人も多くて、私から行かないと疎遠になってしまう人も多い。

それで、新卒の時の同期とは連絡が取れなくなってしまった。

ありえないくらいマイナーな趣味が一致してて、ソウルメイトだと思ってたのに。

昔教えてもらったニコニコのアカウントから辿ってXをフォローしたけど、何ヶ月も浮上してないので、気づいてもらえたらいいかな…と思っておく。

 

今回フォローバックしてくれた人はゲームで知り合ったのだが、すごく歌が上手な人で、お互いラブコールを送り合ってオフ会カラオケにこぎつけた過去がある。

私がゲームをやめる時にツイッターアカウントを消すと宣言し、反応してくれた人の一部だけフォローしていた。

その人からは反応がなかったのでそこまでの関係じゃないのかなと思ったのだが、今思うと一度会ってるのに新アカでフォローしない私も薄情だったなと思う。

 

私は、人ともっと仲良くなりたいと思う。

既に仲がいいはずだけど、やっぱり直接会って話したり一緒にカラオケとか行きたいって思う。

それは軽躁によるものではなくて、人と関わる上で自然な欲求だと思う。

同じ趣味の友人だったら、会いたいと言ってくれたら私も嬉しいと思う。

 

私は傷つくのが怖くて、自分にブレーキをかけていた。

Xのポストに反応がないのが辛くて、一度アカウントを消してしまった。

 

アカ消し前、フォロワーに会いに行く旅をしたいと投稿したら、みんながいいねをしてくれた。

そのいいね、今も有効でしょうか。

 

私の場合、人と距離を詰めるアクションは確かに軽躁状態の勢いが多い。

だけど勢いと言っても、実際には何ヶ月も悩んでいたりする。

失敗して鬱になるのが怖くてアクションを起こせなかったけど、何ヶ月も悩んでいるなら失敗したっていいじゃないとも思う。

必要なのは勇気で、軽躁の時はそれを実行できる。

そう思ったら、自分の勇気を否定しなくてもいいんじゃないかと思った。

 

「余裕ができたらオフ会してください。」

みんな反応してくれるといいな。

 

軽躁のヤバいところ

いい風に締めたけど、いい面だけなら病気じゃないのが躁うつ病たる所以。

軽躁の症状でマジでヤバいのは、浪費や起業や投資やギャンブル。

私はネトゲやアケゲーで何十万も使い、仮想通貨で100万近く溶かした過去もある。

 

また、爬虫類のブリーダーになりたくてトカゲを大量に買ったが、一番の古株を繁殖させようとして病気にして亡くしてからは前向きに考えられなくなってしまった。

資格を取る条件は満たしているのに行動する気が全く起きず、数十匹のトカゲをただ飼育している。

 

知り合いに、本業を持ちながら自宅を店舗にしている人がいて、世話できるか心配なぐらい大量の個体を抱えていた。

その人も躁鬱で、病気が悪化したようでXもずっと更新されていない。

 

起業で失敗したら大量の借金が残るし、私は起業すらしていないが大量のトカゲが残った。

うっかり同居トカゲが繁殖してしまったり、ショップで買った時点で妊娠してた個体がいたのが原因だけど。

幸い、燃費がいい生き物なので週1程度の世話でいいのが救いだが、多頭飼育崩壊の危険もあった。

今はちょっと気力も持ち直したのと、夫のおかげでどうにかなっている。

 

インスタのフォロワーにも、仕事で鬱になって世話がしきれなくなり、大部分を里親に出した人もいた。

その人が躁鬱かどうかは分からないが。

いくら燃費がいいとはいえ、飼いすぎると何かあった時に困るのが生き物飼育。

躁鬱だと浪費癖もあるので、無計画に買って後で体調を崩して世話ができなくなる状況に陥りやすいのかもしれない。

あと、意外に餌代と床材代、ライトやエアコンの電気代がものすごくかかる。

 

希死念慮に陥ると、私が消えたほうが夫は楽だろうなと思うのだが、大量のトカゲと3匹の猫を残されたら夫はものすごく困るので、それでブレーキがかかる。

私がこんなに買わなければ夫に迷惑かけなかったんだろうなとも思う。

だけどトカゲは可愛いので、ケージを立派にしたり、せめてもっといい環境にしてやりたいなとも思う。