或る人の記憶

生きづらさを抱えた人間が日々感じたこととか買ってよかった物とか作ったごはんとか色々書いてくブログです。

手帳等級上がっちゃった

3級から2級へ

今日は精神障害者保健福祉手帳の更新で役所に行ってきた。

更新用の診断書を窓口に持ち込み、更新の準備が出来たら郵送で通知書が来るので、その通知書と手帳を役所に持っていって更新、という手続きだった。

 

初回はうつ状態で通院を開始し、それから確か2年くらいして知り合いの勧めで医師に相談して手帳を取得したと思う。

 

今回は病気の悪化による2回目の失業をきっかけに、これまでの人間関係や仕事での悩み、浪費癖などを相談した結果、診断名が『持続性気分障害』に変わった。

 

dustarna.hatenablog.com

 

結果、手帳の等級は3級から2級に上がった。

通知書見てなくて、窓口で言われて初めて気づいたっていう…

 

2級になったことで、『重度障害者医療助成』、いわゆる『マル障』の申請もこの場ですることになり、時間がかかると言われた。

その呼称を聞いて「私って重度障害者だったのか…」となんとも言えない気持ちになった。

 

3級と2級の違い

そもそも、2級ってどのくらいが該当するのだろうか?私は2級になるほど重い症状なのだろうか?2級になって何が変わるんだろうか?

そう思って検索したら、以下のサイトがとても参考になった。

 

www.zenkaren.or.jp

 

精神障害者手帳3級と2級では、主に日常生活を

 

どの程度送る事ができるかの程度によって変わってきます。

 

精神障害者2級と3級の違い

例えば、精神障害者手帳3級の場合は日常生活をほぼ一人で送る事ができるがストレスがかかると不安定になる人が対象となります。

 

一方、精神障害者手帳2級の場合は、ときどき他人の助言や援助がないと日常生活を送る事ができない方を対象としています。

 

 引用:https://www.zenkaren.or.jp/seishin2merit/

 

引用は避けるが、記事内の画像がすごく参考になった。

3級では過度なストレスがかかる状況で、日常生活に制限がかかるのに対し、

2級では通常のストレスがかかる状況で、日常生活に制限がかかる。

 

例えるなら、3級では上司のパワハラ、長時間の残業、過度なプレッシャーなどで心身に不調をきたした状態。

病気に理解のあるホワイト企業に転職できれば、なんとかやっていけるだろう。

 

対して2級は、パワハラにあたらないがきつい言い方をする上司がいたとすると、仕事や生活がどんどん続けられなくなってくる。

そんな感じなのかもしれない。

というか私がそうだった。

一切ストレスのない環境じゃないと働けないので、ただでさえハードモードな就職活動がルナティックモードになると言っても過言ではない。

 

あと、体調や気分にムラがあるので、体調が悪いと掃除や食事もままならない時もある。

躁状態では冷凍食材のストックや家事の消化、スイーツ作りなども出来たりするが、うつ状態では1日2食、米と菓子しか食わない、シャワーも浴びれない、みたいなことになる。

 

軽躁で行動力が増しても、自分の興味があることしか出来ないので、階段はホコリだらけのままだったり…

 

2級で変わったこと

今住んでいる市では障害者手帳を持っている人に毎月の助成金があるが、その金額が上がった。

それと、タクシー券もしくは燃料券が付与されるとのことだった。

燃料券の取得には車検証の確認が必要とのことで、夫に車から持ってきてもらって、夫にも同席してもらって話を聞いた。

 

また、マル障(重度障害者医療費助成制度)に該当するとのことで、県内?市内?の病院での健康保険の窓口負担分の医療費負担がなくなるとのことに。

つまり医療費が0円になる。

普段かかっているメンタルクリニックは自立支援で1割負担だが、都内の病院なので対象外。

だけど、領収証を役所の窓口に提出するとその分も負担して頂けるとのこと。

 

一番大きな変化は医療費負担の部分だろう。

あとは3級でもそうだが、映画館とかバスの乗車料金、会社によっては携帯電話料金などの割引もあるようだが、格安SIMでは特に関係なさそう。

 

現状と今後について

役所の職員は優しい方だったが、手続きが終わったら一気に疲れが出て、役所を出た後もしばらく息苦しい状態が続いた。

今年に入ってから、こういう手続きの際は緊張のせいか息苦しくなる症状に悩まされている。

 

重度障害者、との響きになんともいえない気持ちになったが、想像以上に手厚い制度に少し救われた。

なにせ、まだ今後働ける見込みが立っていないので…

 

専業主婦のように家事も出来ないので、洗濯などはほとんど夫にやってもらっている。

服薬中は車の運転もできないので、通院や買い物も夫に頼ることになる。

軽い介護状態。

これは夫が在宅ワークだからできることだろう。

 

夫と出会わなかったらどうなってたんだろうとも話した。

どの会社も3年以上は働けなかったが、毎日電車通勤したり深夜まで残業してた時代もある。

正直、ここまで転落するとは思っていなかった。

 

風呂上がりについでに掃除したり、調子がいい時は夕飯作ったり、食洗機で皿洗ったりはできる。

トカゲ達の世話は軽躁の時に一気にやったり、夫に頼んだり土日に手分けしてやったり。

猫は自動給餌器。

 

躁状態だと家事もペットの世話もできるが、延々と通販を見たりスマホいじったり何かの執着行為をして4時寝生活になったり、イライラして夫にきつい言い方をしたり、軽躁特有の言動やトラブルで後悔して、また数日落ち込んで何もできなくなったりと良くないことが多い。

 

気分のムラを防ぐためにデパケンRバルプロ酸Na)を毎日服用しているが、薬を飲んでいる間は疲れやすくなる。

また、眠気を感じにくいため眠剤(ベルソムラ)も飲んでいるが、眠気が残ってすっきり起きられなかったり。

 

もともと疲れを感じる機能にバグがあったのを薬で治してる状態なので、今の状態に慣れないといけないと思う。

自分の本来の体力を知って行動するよう計画を立てないといけないと思う。

 

デパケンには再発防止機能もあるらしいので、飲み続けて生活リズムを整えたり、こうして思考整理してたらいつか治るかも、と淡い期待も持っておく。

時々、量を増やしたほうがいいかも?と思った時もあったが、今は1錠でも結構疲れすぎてしまう感じ。

 

今はうつ状態が自分の中で問題なので、軽躁のうつ状態にも効く薬を処方してもらった方がいいかも…と考え中。